時代は確実に変化しています。
そして、世界はその変化に対応しながら成長しています、何も言わないでも当然のこととして。
翻って日本ではどうでしょうか?
皆がみな声を枯らして「国際化」「インバウンド」「未来投資」と言い続けています。誤解を恐れずに言うと、いまや「グローバル」を臆面もなく叫んでいる先進国は日本だけです。
しかし、私には本当に強い国際競争力が培われているとはどうしても思えないのです。国際経済力、国際政治力、どちらも脆弱です。
なぜか?
「本気じゃないから」。
この一点に尽きるでしょう。
国内のセーフティーゾーンにとどまりながら声だけ理想を掲げていても、つまり、グラウンドに降りず観客席から聞こえのいいセリフを吐いていても、真の国際競争力は身につきません。故に、人が育つわけもありません。結果、せっかくいいもの、世界に誇れる競争力を持ちながら、本来であれば線にし面にできるはずのパワーが、いつまでたっても点のままで無駄に時間が過ぎていきます。世界のすべての国が上向きの螺旋にある中、日本だけが沈んでいく渦に巻き込まれている気がしてなりません。
私は評論家でも研究者でもなく、普通のビジネス実務家です。ただ、仕事の関係で、運良く15年をアメリカで7年をフランスで過ごせ、生活含めて欧米を肌で感じることができました。
海外に住んでいるうちに、日本のことがどんどん好きになりました。同時に、日本の良さが正しく伝わりきっていないことにもどかしさを感じるようにもなりました。
当たり前ですが、日本はどの国と比しても引けを取りません。私はそれを証明したい。ただ、そのためには世界にアピールする方法論を変えていく必要があります。 自信を持って堂々と、決定は迅速に。それをまずは自らが実践していくことに決め、日本へ戻ってきました。
ヒューモニーでは、上記のような意識変革を最重要改善課題と捉え、日本を正しく世界へ届け、そして世界の人々を日本へ迎え入れる活動に携わっていきます。
真の国際化を目指し、真の国際人を養成すべく、あらゆるジャンルに挑戦していきます。欧米22年の経験のすべてを、日本の、間違いなく明るい未来のために注ぐことをお約束します。
心ある方々からの温かい応援をいただき産まれた会社です。志を強く持ちながら、同時に人の輪を大切にし、礼節を重んじ、皆様とともに歩んでいけたら幸せです。
2019年3月26日
株式会社ヒューモニー代表取締役
成田兵衛